美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

ジャズライブへ

今日は祇園にあるジャズバー「CANDY」に向かい、元ゼミ生のH岡さんのバンドの演奏を聴きに行く。彼女のヴォーカルを聴くのは三度目かな。ピアニストのK本君ともすっかり馴染みに(彼は去年までの僕のゼミ生だったK本さんのお兄さん。世間は狭い)。
H岡さんの同期生のY佐さん(彼女とは去年末の忘年会で会っている)とM谷さん(彼女とは恐らく卒業してから初めてだから、五年ぶりくらいか)も現れ、我々は三人でピアノの真後ろのテーブルに座る。
今日のセットリストはH岡さんのセレクトだったそうだが、穏やかでしっとりとしたスタンダードが中心。
今日はなぜだか、彼女の歌を聴きながら、大学時代のしょーもない思い出(フラれたこととか)を思い出していた。これは彼女のヴォーカルへの文句ではない。逆に彼女の歌に、それだけの喚起力があったということだ。元ゼミ生だから、ということで彼女の歌を聴きに出向いていたのだが、だんだん彼女の歌の力そのものに「惚れてきた」というと大袈裟だが、身贔屓無しでの「贔屓」になりつつあるのは確か。