美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

はた迷惑な(笑)オッサンたち

昨日、電車の中で読み始めて一気に読了。

仕事道楽―スタジオジブリの現場 (岩波新書)

仕事道楽―スタジオジブリの現場 (岩波新書)

スタジオジブリのプロデューサー鈴木敏夫さんの回顧録だが、要するに「私の付き合った大変な人たち」という内容。宮崎駿高畑勲徳間康快も、ホント、はた迷惑なオッサンどもだ(笑)。身近にいたら大変。でも、すごく面白い。伝記好きというか、ゴシップ好きの僕にはたまらない本だった。
真面目な部分として感銘を受けたのは、第2章。要するに、宮崎・高畑と四つに組むために色々勉強して「上手く相槌が打てるようになった」という話なわけだが、これはどの世界でも同じだよね。僕みたいに「広く浅く」の人間はすごくいい加減な「相槌」を打って却って向こうの心証を悪くするなんてこと、あるもんね。