アジアを主体的に考える
- 作者: 米谷匡史
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2006/11/29
- メディア: 単行本
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戦後の日本をさして竹内好は「アジアを主体的に考える姿勢を失った」と評した。戦前は侵略とかアジア主義の形を取ったとはいえ(竹内は勿論これらの思潮に対する批判を説いている)、まだ主体的だったという檄だが、今現在の日本もリアクションとして中国や韓国に対峙している気がする(特にこのネットの言論空間では)。リアクションは、相手次第だから、相手に依存しているんだけどなあ、なんてことを思いつつ読んだ。