美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

最初で最後の(?)英文論文

今朝、海外から宅急便が届いて何かな、と思ったら、数ヶ月前に脱稿した論文を載せた本が到着した。

Buddhism and Violence: Militarism and Buddhism in Modern Asia (Routledge Studies in Religion)

Buddhism and Violence: Militarism and Buddhism in Modern Asia (Routledge Studies in Religion)

これは3年前に行われたシンポジウムの書籍化で、編者はその会場であったオスロ大学の先生方。「アジアにおける軍国主義、暴力と仏教」というタイトルのシンポジウムで、僕は最初日本に関するそういうネタなら何でも良いと言われて、安直に戦前の仏教の戦争協力について書こうと思ったのですが、あまり面白くないなあ、と思い直して、戦後の平和活動について書けば逆を行くようで面白いかも、と思い、立正佼成会日本山妙法寺という、希代のカリスマを持った教祖が率いた日蓮宗系の新宗教教団の活動を取り上げました。翻訳は、この本に論考を載せているMicah Auerback先生にしていただいたので、英文は完璧です(内容はともかく)。僕にとっては、生涯で最初で最後の英文論文になるかもな・・・(笑)。