美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

「空気を読め」と迫るKYな議員達

今朝、朝日新聞で読んでいて、思わず味噌汁を噴きそうになったのが、「徴農」というような言葉を思いつくほど常人とは発想が違う稲田朋美議員がやらかしてくれた以下の件。要点だけを引用すると、

靖国映画「事前試写を」 自民議員が要求、全議員対象に

 靖国神社を題材にしたドキュメンタリー映画の国会議員向け試写会が、12日に開かれる。この映画は4月公開予定だが、内容を「反日的」と聞いた一部の自民党議員が、文化庁を通じて試写を求めた。配給会社側は「特定議員のみを対象にした不自然な試写には応じられない」として、全国会議員を対象とした異例の試写会を開くことを決めた。映画に政府出資の基金から助成金が出ていることが週刊誌報道などで問題視されており、試写を求めた議員は「一種の国政調査権で、上映を制限するつもりはない」と話している。
(中略)
 朝日新聞の取材に稲田議員は、「客観性が問題となっている。議員として見るのは、一つの国政調査権」と話す。同じく同党議員でつくる「平和靖国議連」と合同で試写会を開き、試写後に同庁職員と意見交換する予定だったという。

これって、どう見ても事前検閲じゃないの。「試写後に同庁職員と意見交換する予定だった」と過去形にしちゃっているけど、実際にやるつもりなんでしょうな。そして職員とかに「空気読めよ」と迫るんでしょう。自分のKY振りを棚に上げて。僕の言いたいことは、good2ndさんが全部言ってくださっているので、屋上屋を重ねるようなことは止すが、僕としては、この映画に写っているであろう知り合いのカメラ写りを気にして事前に見たかったのではないか、という説を妄想中(笑)。もしくは、淡々と靖国支持者の下品な様子を映すだけでも靖国にとってネガティヴ・キャンペーンになる、というくらいにはちゃんと認識をしているのかも知れないが。