美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

頂き物

本日、郵便受けに重たそうな本が入っていた。何と、昔から僕が尊敬している駒澤大学池上良正先生から、御著書の御恵送だった。わざわざお贈りくださり、ありがとうございます。恐れ多くて震える(大学予算で図書館に買わねば・・・)。

近代日本の民衆キリスト教―初期ホーリネスの宗教学的研究

近代日本の民衆キリスト教―初期ホーリネスの宗教学的研究

タイトル通り、この数年間先生が手がけられたホーリネス研究の集大成、と言ったところか。

池上先生は、僕が学部三年生の時、僕の母校に集中講義にいらっしゃり、その時、先生の講義と本があまりにも面白く、僕は自慢じゃないけど先生の講義は皆勤した(そこで名前を覚えていただいたのだと思う)。その後も先生が主催する研究会に参加させていただいたりして、未だにご厚誼をかたじけなくしていただいている。先生は僕が個人的に研究対象との「距離の取り方」が最も上手な宗教学者のお一人と思っている方だ。以下に、僕が読んで感銘を受けた先生の御著書を列挙しておく。

死者の救済史―供養と憑依の宗教学 角川選書 354

死者の救済史―供養と憑依の宗教学 角川選書 354

去年の二年生の基礎ゼミで読ませた。
悪霊と聖霊の舞台―沖縄の民衆キリスト教に見る救済世界

悪霊と聖霊の舞台―沖縄の民衆キリスト教に見る救済世界

これの内容を学部生時代に講義で聞き、大変感銘を受けた。レポートも当然これを読んで提出した。
民間巫者信仰の研究―宗教学の視点から

民間巫者信仰の研究―宗教学の視点から

先生の「東北のカミサマ」及び「沖縄のユタ(系宗教)」研究の集大成。