美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

女人禁制

今朝の新聞で、女人禁制を貫く大峰山山上ヶ岳に、性同一性障害の皆さんが登山する旨を宣言した、という記事が載っていた。これは強行突破、というより問題提起こそが主目的のようだが、どうなるか、注目。
基本的には、市民社会で、自分ではどうしようもない属性(性・民族・生まれた場所など)で差別されることがあってはならないわけだが、男だけ、女だけの宗教的修行場というのはレゾンデートルがあるだけに、難しい問題だ。

あ、一つ思い出したけど、性同一性障害やゲイの人は「女性専用車両」に乗っていいか、という問題はどうなるんだろう。MTFとして外見からして女性ならともかく、普通に外見は男、でもセクシャリティは・・・となると。そもそも、自分のセクシャリティを世間に常にカミングアウトしなければならない義理もないわけだし、ゲイというのは問題として立てられないか。
こういうときには、少し理不尽に「ダメったらダメ」という具合に処理するしかなさそうな気がする。空いているときなら女性専用車両に男性が乗ってもいいんじゃないの、自分の彼女と一緒ならどうなの、とかと言い出すと、きりがないし。うーん。
念のためにいうと、僕は女性専用車両、肯定派ですよ。