美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

イラクの斎藤昭彦さんが

どうも最悪の結末を迎えたらしい
今回の場合、彼は特殊な仕事をしていた人で、このようなことに遭うこともあり得るから、実は申し訳ないが、斎藤さんご自身には、以前の香田さんに対してのような同情の念は湧かないのだ。でも、ともかく「不幸」な死に方ではあるので、ご冥福をお祈りする。

でも、弟さんの対応は、胸に迫る。「潔い」「堂々としている」と褒めそやす人もいるかも知れないが、僕の見方は違う。端的に言って「痛々しい」だ。香田さんのご一家もそうだったが、肉親の安否を気遣うのと同時に、「世間」からのバッシングにも身構えなければならない。あれだけのバッシングを見ていれば、あとのものは「身構える」に決まっている。特に、弟さんの会見では、政府筋への「気遣い」が伺えて、痛々しさが増した。

弟さんのような態度を「潔い」といっている人へ。
あなた方の「こういう言葉を聞きたい」という「欲望」が、斎藤さんの弟さんへ「投影」しているのだということに、もう少し自覚的であれ。

なんてことを考えていると、僕の言いたいことは、ブログ「◆木偶の妄言◆」で、ほとんど言い尽くされているのに気づいた。ということで、TBをお送りする。