美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

『思想地図』、出ました(完全に営業モード)

編者の東浩紀さんも、執筆者の増田聡さんも既にブログでお書きですが、NHK出版から、『思想地図』の第一号が出ましたので、お知らせします。僕も縁あって一本論文を書かせてもらいました。

NHKブックス別巻 思想地図 vol.1 特集・日本

NHKブックス別巻 思想地図 vol.1 特集・日本

まだ、はまぞうでは味も素っ気もありませんが、全体がオレンジの、非常に目立つ本です。
僕は数日前、執筆者として見本をいただいたのですが、思った以上にボリュームがあり、まだ全部読み切れていないのですが、僕以外の皆さんは、非常に面白い論考をお書きになっていることは保証しますので、どうぞ本屋で見かけたら、この「オレンジ色の憎いヤツ」(このキャッチコピーを知っている人は、相当年を食ってる)をお手にとってください。
目次をbk1のページからコピペします(ページ数は省略)。

国家・暴力・ナショナリズム 東浩紀萱野稔人北田暁大白井聡中島岳志
日本右翼再考 中島岳志
日韓のナショナリズムとラディカリズムの交錯 高原基彰
マンガのグローバリゼーション 伊藤剛
データベース、パクリ、初音ミク 増田聡
物語の見る夢 福嶋亮大
中国における日本のサブカルチャージェンダー 呉咏梅
日本論とナショナリズム 東浩紀萱野稔人北田暁大
ブックガイド「日本論」 斎藤哲也
「まつろわぬもの」としての宗教 川瀬貴也
〈生への配慮〉が枯渇した社会 芹沢一也
社会的関係と身体的コミュニケーション 韓東賢
共和制は可能か? 白田秀彰
死者への気づき 黒宮一太
キャラクターが、見ている。 黒瀬陽平

あと、特筆すべきは、表紙及び各チャプターの扉のイラストが榎本俊二先生であること。榎本先生と一緒の本に載れただなんて、それだけでも一生の宝だ(笑)。