美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

帰り道で

5時〆切、といっていたけど、結局全てのレジュメが揃ったのは6時半(まあ、織り込み済みだが)。6人分の発表レジュメを印刷して折り、そのままA部君、N山さん、K沼さん、W辺さんと一緒に北山駅前のカプリチョーザに行き夕食。
食後そのまま地下鉄に乗り、京都駅の近鉄改札口の近くのコインロッカーにレジュメの束とお酒を入れ(明日の朝ピックアップする)、深夜まで開いている「あおい書店」に立ち寄る(最近再開発された場所にある)。変な人文書も何冊か置いていたが(多分、余程の物好きしか買わないんじゃないか、というような専門書)、買ったのは以下の本。

もう、服従しない―イスラムに背いて、私は人生を自分の手に取り戻した

もう、服従しない―イスラムに背いて、私は人生を自分の手に取り戻した

朝日新聞の書評でも取り上げられていたもの。ソマリア生まれの著者がオランダに亡命、そこでアンチイスラームを掲げて国会議員になる、という自伝。もちろん、彼女に降りかかった事(女性性器切除=FGMや強制結婚)は紛うことのない暴力だが、「イスラームは・・・」と言うより、「それはイスラーム的ではない」という地味な呼びかけの方がボディブローのように効くだろうな、と無責任な異教徒としては思う。実際、例えばソマリアあたりのムスリムが出稼ぎに行った先のサウジアラビアFGMが行われていないことを知って、自分の出身地の風習を見直す、なんてことはよく聞く。
さらい屋五葉 第5集 (IKKI COMIX)

さらい屋五葉 第5集 (IKKI COMIX)

最近、単行本が出すぎで、ちょっと正直飽きてきた気がしないでもないオノ・ナツメだが(この人は物語の構成よりも、雰囲気勝負の作風だからね)、やはり買ってしまう。でも、一番ビックリしたのは、6巻の予告イラスト。斎藤隆介の『モチモチの木 (創作絵本6)』や『ベロ出しチョンマ (新・名作の愛蔵版)』の絵を担当していた滝平二郎だよ、まるで。
アオイホノオ 1 (ヤングサンデーコミックス)

アオイホノオ 1 (ヤングサンデーコミックス)

これはお風呂に入りながら読んで爆笑。ここまで実名出して良いんでしょうか、島本先生!