美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

日韓次世代学術フォーラム

日曜日から水曜日まで、上記の学会に出席のため、釜山にいる。これはタイトルの通り、主に日韓の大学院生同士が交流することを目的としたもので、僕は日本側運営委員として最初から関わっている(というか、韓国側の代表者が先輩に当たる方なので)。最近は、各大学の先生方に院生を推薦してもらう幅が増え、今年は中国やインドネシア、ロシア出身の学生も来てくれたりした。
今回は僕のゼミ生でもあるS木君が「歴史部会」で発表するので、大学には「院生を伴った学会出張」と届けた。幾ら近い外国とはいえ、やはり到着するだけで一日仕事なので、4日間のうち最初と最後は移動のみ、学会は2日目オンリーというハードなものになってしまう。朝から夕方まで発表やら基調講演を聴いてへろへろ。夜はビールだけで酔っぱらってしまう。
3日目は、「遠足(調査旅行ともいう)」というパターンで、今回は釜山の近くの古都、慶州に向かう。僕としては、何回目か数えられないくらい行ったことがあるのだが、実は「連れてきてもらう」一方で、何度来ても詳しくはならないんだよな、行くのは博物館と仏国寺、石窟庵という黄金パターンだし(今日は雨で石窟庵に行けなかったが。あそこの仏様は何十回見ても感動する)。ハードスケジュールで、せっかく韓国に来たのに美味しいものを食べられずに、内心不満がくすぶっていた我々だが、遠足の昼食の韓定食、夜のカムジャタン(ジャガイモと豚のあばら肉の甘辛鍋、といえば説明になるか)には満足。
帰国後は、ハードな採点の祭典が待っている(レポート締め切りが今週だったのだ)。今頃、僕の研究室の郵便受けにはレポートが沢山つっこまれていることだろう。