美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

明日休みなので

気の緩みから、帰り道で、暇つぶしの本を買う。

風雲戦国伝 (PHPコミックス)

風雲戦国伝 (PHPコミックス)

あれ、PHPから出ているよ、と思ったら、これはいわば番外編。
ガンダムと日本人 (文春新書)

ガンダムと日本人 (文春新書)

僕、この人を存じ上げないけど、何でも京大政治学高坂正堯門下らしい。偏見だけど、哲学と政治学は、何故が「○○ゼミ出身」「××門下」と先生の名前を冠して、エソテリックなノリになることが多いような気がする(笑)。
先生と僕? (―夏目漱石を囲む人々―)

先生と僕? (―夏目漱石を囲む人々―)

夏目漱石とその周りの人々のエピソードを四コマに仕立てたもの。面白い。でも、これは漱石と周りの連中のエピソードそれ自体が面白すぎるからだよな。妻が漱石全集を買っているので、時々ぱらぱら眺めるが、書簡集の人間くささは面白いよね。確か小宮豊隆とかに対して「まだまだ僕だって若いつもりだぜ」とかいっちゃうところとか。ぼんくらな弟子どもを叱りつつ愛した漱石先生は、やはり素晴らしい人間だったことは間違いなかろう。昔、そのあたりの中野好夫のエッセイを読んで深く得心したことがある。
人間うらおもて (ちくま文庫)

人間うらおもて (ちくま文庫)

これに入っている「漱石とその門下生」というのがそれ。
萌え萌え北朝鮮読本

萌え萌え北朝鮮読本

これは本当に無駄遣い、と思いつつ、引用されているポスターなどは見応えがあるのでつい買ってしまう。ノリはかつてのテリー伊藤の『お笑い北朝鮮 私が愛した金正日』だな。でも、オタクノリで「萌え」というキーワードを無理矢理当てはめまくって失敗しているけど。