美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

韓国・朝鮮文化研究会年次大会

今日は朝早くから東大本郷キャンパスに向かう。今日は、僕が所属している「韓国・朝鮮文化研究会」という比較的小さな学会の年次大会。
僕は今日は午前中の個人発表(4名)の司会役。人手が足りないこの学会で、僕はこの10年で3回ほど司会しているなあ。今日一日のスケジュールは以下のようなものだった。

□ プログラム:
10:00〜12:10   一般研究発表
崔在佑「没落両班の形象とその原因について――朝鮮後期の野談に見られる様子を中心として」
森類臣「言論民主化運動と『ハンギョレ新聞』創刊準備過程の一考察――「組織化」(organization)を中心として」
李潤馥「オンライン上の‘宗親会カフェー’文化に関する一考察」
大石和世「朝鮮近代における読者大衆――本夫毒殺美人事件報道について」

13:10〜18:00 シンポジウム「韓国朝鮮社会における「武」の位相」
企画趣旨説明:仲川裕里
報告:六反田豊「朝鮮時代の『武』と武臣」
    月脚達彦「近代朝鮮の儒教的知識人と『武』──朴殷植と『尚武の精神』」
    春木育美「韓国の徴兵制と軍事文化の中の男と女」
    総合討論

発表者や手伝ってくれる院生が増えて、僕も順調に「中堅」の席に追いやられつつあることを自覚する(実力が追い付いているかはともかくとして)。
今日の懇親会は、農学部の弥生キャンパスの片隅に最近作られた「アブルボア」というところ。僕らの時代には考えられないおしゃれな建物で、時代の変遷を強く感じる。
二次会は、僕を含めた「中堅」と院生を中心にこじんまりと。しっかり我々が払うことに(覚悟はしていたが)。