美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

研究会出席

昨晩残業して来週の授業準備を何とか終えたので(いつからこんないけない子になったのか、元からか)、今日同志社大学で行われた研究会に出席。「韓国・朝鮮文化研究会研究例会(関西)」というのがあったのだ。僕も一応幹事の一人だったのだが、何も事前に手伝えず、申し訳なく思う。
発表者は二人で、まずOさんという方が「韓国の過去事清算制度について」と題して、過去の悲惨な事件(国家暴力の犠牲になった、という意味での)の精算のための法律や補償制度がどのようにタイプ分けできるか、というようなことを中心に話す(具体的には、光州事件とか、済州島4・3事件とか、植民地期の問題についてとか)。
もう一人のSさんは「実践のコミュニティにおける在日3世のアイデンティティの展開―韓学同京都の活動実践から―」というタイトルの発表。これは、在日朝鮮人の一学生団体「在日韓国学生同盟京都府本部」の参与観察にもとづき、在日朝鮮人アイデンティティの問題を中心に解析したもの。
一人あたり約2時間の濃い発表会となり、何も事前にできなかった僕はせめてもの罪滅ぼしとして、「宴会部長」を買って出て、駅前の居酒屋に発表者のお二人を含む参加者をお連れして、一献傾ける。
その後、東京からわざわざやってきていた旧知のI出さんと一緒に帰ろうとしたのだが、そういえば、我々二人の共通の知り合いであるO谷さんが近所のお住まいなのに気づき、迷惑を顧みずお電話して、近くのバーで3人で二次会。せっかくの週末なのに、無理矢理引っ張り出して済みません(特にO谷さんの奥様に申し訳なく思う)。
その後は、僕とI出さんは京都駅までてくてくと歩いて、僕はI出さんを見送って自転車で帰宅。