美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

研究会

今日は京都仏教会主催の、非公開の研究会。発表者は、この春から国際日本文化研究センターに異動された末木文美士先生。タイトルは「神仏再考」というもので、神道と仏教の(無意識的な)相互補完関係とか、中世の「異神」とか、広い範囲に渡る先生の現在のアイディアを詰め込んだ体のもの。ちょっと僕には要約不可能なり。討議時の、「公共宗教」を巡る色々な意見は非常に面白いものだったが(第一人者のT城先生がいらしたので、僕は発言を控える)。
研究会のあとは、打ち上げ。ここでの議論の方が大いに盛り上がったような(笑)。二次会まで僕は参加する。
宴の後、弁護士の先生と雑談しながら帰ったのだが、村上春樹の新作『1Q84』の話題になった(僕は未読)。弁護士先生曰く、あれで大もうけした新潮社は、週刊新潮名誉毀損負けまくろうが、しばらくは平気だろうとのこと。さすが、目の付け所が違う(笑)。新潮社は大正時代、島田清次郎の『地上』で大もうけしてビルを建てたという伝説があるけど、今回はどうなることやら。