美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

読了

昨日から取り組み始めた友人板垣君の本だが、今日真夜中までかかって研究室で読み終えた(無理矢理流し読みして)。

朝鮮近代の歴史民族誌

朝鮮近代の歴史民族誌

いやあ、力作。僕みたいに「要するに」とすぐにまとめたがる「せっかち&省エネ」型の人間には到底なしえない仕事。
僕は板垣君が既に学会誌などに発表している論文はほぼ全部いただいて読んでいるし、僕たちが親しくなるきっかけでもあった自主ゼミで(そのゼミのよしみで僕は本をいただき、後書きに名前を書いてもらっている)、彼の「途中経過報告」は聞いているので、読んでいるうちに「そういえばそういうこと言っていたなあ」と思い出せたから良かったが、初めて読む人には結構きつかろう。
これを読んで頭脳労働をして、自転車で帰宅したせいで猛烈に腹が減り(夕食もしっかり食べたのに)、帰宅してからおかきを流し込むように食ってしまう。自転車通勤の意味が雲散霧消。