博覧強記
とはこういう人のことをいうのだなあ、と感心。いままで積ん読にしていたことを後悔。
- 作者: 度会好一
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2003/03/26
- メディア: 単行本
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度会先生はこの本の執筆動機を
「神経病」「神経衰弱」「神がかり」「憑きもの」を切り口に、単一ではない複数の時代精神、複数の人物たちのこころの習慣を可視化してみてはどうか、と(p.289)。
と書いていらっしゃるが、こういう「時代」「地域」を超えて(ある意味無視して)共通項を探す、という思考パターンは、宗教学や民俗学に近いので、僕などは共感を持って読むことができたのだろう。