美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

人材払底?

選挙の結果は見ての通り。これで政権与党が勝ったらともうダメだ思っていたので、まあ、真っ当な結果と評せるだろう。ついつい深夜まで選挙結果の特番を見てしまった。印象的だったのは、いわゆる地方での一人区。一昔前なら自民党が勝って当たり前、という地域での連敗。良くも悪くも、自民党とグラデーションで繋がっている民主党ならと、票が流れたわけである(僕個人は、改憲とかで自民とほとんど変わらぬ思想を持つ民主党の一部は気にくわないが)。
で、やはりビックリしたのは、安倍首相の「続投宣言」。それが今後実現されるかどうかは知らぬが、あの場でああいう事が言える、という事は、余程自民党には人材がいない事の証左であろう。リリーフがいず、打ち込まれてもピッチャーを代えられない状況。ご愁傷様、といいつつ同情心は全く起こらないが。
個人的には、この惨敗を機会に、自民党内の(党名を背負った)「リベラルな人材」の復権を願っているが(参議院議員自民党の中に鴻池氏のような「歯に衣着せず」の人がいるのは、小選挙区ではないからだろう。小選挙区は党中央に逆らえない構造を作っている)。