美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

宗教教育って、何する気なんだか

小坂文部科学大臣「各学校で宗教教育を」と答弁したとのこと。うへえ、なんちゅう答弁なんだか。
僕個人の考えを簡単に述べておくと、様々な宗教の情報を学んで、理解を深める教育は大事だし必要だと思う(宗教情報教育、とでも呼ぼう)。それに、知識を持つところから他宗教・他文化理解も深まるだろうし。まあ、これは地理や世界史の充実、っていう方向でも良いと思うけど。
でも曖昧模糊として、その場の恣意的な雰囲気に流される「宗教心」「道徳心」とやらを教えるのは反対だし、どうするの、具体的に。日の丸・君が代の尊重とセットですか、と勘ぐりたくもなる(ヘタレ左翼として)。
そもそも「日の丸・君が代」問題とは、生徒や教職員の「内面」までも支配しようとする側が、目に見える指標でもって忠誠度を測る、という問題だと僕は考えている。だから、君が代の替え歌が「面従腹背だ」なんてアワアワする人も出てくるわけで(笑)。
あ、ついでに言うと、戦前の日本の植民地支配を美化する人たちはこの「面従腹背」という言葉を良く噛み締めてください。