美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

チマ・チョゴリ制服

注文していたのが、届きました。

チマ・チョゴリ制服の民族誌?その誕生と朝鮮学校の女性たち

チマ・チョゴリ制服の民族誌?その誕生と朝鮮学校の女性たち

これを注文したのは、僕が韓国研究者の端くれだからだが、「ジェンダー」問題とも大きく関わる主題であろうから、興味を持ったのだ。
僕が親しくしていただいている在日二世の先生がいるのだが、彼は娘さんを民族学校に通わせている(ちなみにその方は「南」の国籍)。以前一緒にお酒を飲んでいたとき、ちょうど北朝鮮がらみでチマ・チョゴリ制服姿の女の子に嫌がらせが続出していた頃で、「女の子だけあからさまに朝鮮人だって判る制服はよくないと思うんだよね。男もパジ・チョゴリの制服着ないと(男子は学ランで、ぱっと見では判らないから)。危険を女の子に押しつける形になっているもんね、残念ながら。女は苦労して当たり前、という意識がちょっとどこかで在日社会にあるのかもなあ」というようなことをおっしゃっていたのを思い出す。