美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

台風一過で思うこと

アメリカでひどいことが起きているな、と思ったら、日本でも結構大きな災害となってしまった。まずはお見舞い申し上げます(四国のダムの貯水率が上がったことだけはいいことだったが)。

まず、アメリカについては、内田樹先生の意見にほぼ同意
やっぱ、銃というのは大きいよ。銃は市民社会の成熟には、邪魔。
「弱いものの自衛」って言ったって、人間、そんなに簡単に人に銃を向けられないっていうのは心理学の実験でも明らかなんだし(だからこそ、「新兵」を鍛え上げるときに、フルメタル・ジャケット的なことが行われるのだ)。
映画監督のスパイク・リーは、

アメリカは世界で最も繁栄している国の一つだが、アフリカなどと同じように、目を覚ましたときから眠るまで、おなかをすかしたままの子供たちがいるんだ。(繁栄している国だけに)罪はより深いとも言える」(オムニバス映画「invisible children」の記者会見で)

と言っている(今朝の朝日新聞)。リーが言っていることが、今回露呈したという感じだ。