美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

うーん、やっぱ苦手だ・・・

DVDを買ったまま放置していたこの作品、見ました。こんな名作、今更なのもちと恥ずかしいんだけど。

言わずと知れた、ヴィヴィアン・リーマーロン・ブランドーの作品。実は今まで見るのを躊躇っていたのは、(1)悲劇的な結末だと判っているから、(2)アメリカの下層社会のリアリズムは見ていて辛いから、という理由に尽きるな。僕は映画にリアリズムより夢物語を求める質だし(ディ○ニーとか、そういうのではなくて)。
最初の30分、見ているのは辛かったよなー。ブランドーは物凄く粗野な男という設定に忠実な役作りをしているし(思わず「アメリカのDQNだよな」と呟いてしまった)、ヴィヴィアン・リーも、厚化粧で虚言症で、中途半端に顔がいい困った女というのを演じ切っている(本当は超絶美人なのは言うまでもないんだけど)。
で、結論として、ストーリーや、キャストは素晴らしいと思ったけど、僕が苦手な世界だな、というのを再確認。