美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

意外と気が合うかも

今日は夕食食べながらこの本をちゃらっと読了。

モテたい理由 (講談社現代新書)

モテたい理由 (講談社現代新書)

このタイトルからして、人を食っているのだが(二谷友里恵のあの本のパロディだろう)、なかなか面白かった。時々「?」となるけど、コピーライティングのセンスで論理的な穴をカバーしているって感じ。昔、何かのインタビュー記事を読んで、赤坂さんのことを、若いときの鷺沢萌と同じような自意識の塊だなぁ、苦手なタイプだなぁと思い込んでいて、食わず(読まず)嫌いだったんだけど、今回ひょんな事からこれを読んで、意外と気が合うかも、と思ってしまった。何せ、彼女も昔『OUT』を面白いと思って読んでいたらしいし(p.209)。
でも、最後の部分、「モテ」と関係ねぇ(笑)!途中の「モテ」の分析は面白いのに、最後の自分語り(高校時代にアメリカに留学して云々、という部分)のところがみょーに浮いちゃってるんだよね。結局、面白かったけど何の本を読んでいたのか判らなくなっちゃうエンディングだな。