美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

新書の日

今日は何となく、通勤途中に本屋によって、新書を買い込む。まあ、本屋に行くのは半分仕事、半分現実逃避だな。しかも学術書買っちゃうと「現実逃避」にならないところがつらい。まあ、しょうがないよね、仕事だから。

搾取される若者たち―バイク便ライダーは見た! (集英社新書)

搾取される若者たち―バイク便ライダーは見た! (集英社新書)

今更ながらという感じだが、買っちゃった。以前知人のworldoくんの書評が面白かったので気にはなっていたのだ。同じ著者の最新刊もついでに購入。
合コンの社会学 (光文社新書)

合コンの社会学 (光文社新書)

合コンなんてもう縁がないけど(あったら逆に大変)、最初の30頁ほどを読むと、これって大昔ブルデューが言っていたことを合コンに応用したものかな、という気がしてきた(自由恋愛だなんて言っても、同じ階層でしか結ばれないという冷徹な事実をブルデューは見せつけた)。でも合コンから結婚という話、僕は周りで全く聞いたことがない。その失敗談なら掃いて捨てるほど聞いてきたが。最近では、教え子たちからその手の話を聞くこともある。組み合わせとしては、僕の勤務校の女子と京大男子というのが多い。こういう「そこそこ釣り合った」組み合わせは、東大と東女、本女などの合コンを経験してきた僕にはよ〜く判ります(笑)。ついでに思い出話をすると、今は知らないが、僕の世代ではまだ東大女子は極少数派で、超売り手市場だったことは間違いない。ぶっちゃけた話、「普通」でありさえすれば、サークルや語学クラスの中で絶対アプローチがあった(だから東大女子の間では「銀杏並木が色づくまでに相手が見つからなかったら・・・」という言い伝えが発生したのだ)。だから、東大女子(もしくは京大女子)とかは合コン未経験者が結構いるんじゃないかな。あ、早慶もまず大学内でくっつくって聞いたね、昔。
さて、上記のブルデューの本も最近ようやく訳書が出たんだよね(死後に初期論文をかき集めたものの訳書らしいが)。今日は買いませんでしたが。
結婚戦略―家族と階級の再生産 (ブルデュー・ライブラリー)

結婚戦略―家族と階級の再生産 (ブルデュー・ライブラリー)

あとは講談社現代新書を。
ニッポンの大学 (講談社現代新書)

ニッポンの大学 (講談社現代新書)

内田樹先生が解説を書いている。資料として購入。こういうのを読んでいろいろほくそ笑むのも趣味が悪いかも知れないが。
発達障害の子どもたち (講談社現代新書)

発達障害の子どもたち (講談社現代新書)

発達障害の少年が犯した犯罪に対する報道のあり方」というテーマで卒論を書いている学生を指導している関係で、この手のものにも手を出したくなった。他にも色々事情もあるが。