美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

虞犯者扱い2連発

今日は朝から「虞犯者」扱いに近いことをされて、機嫌が悪くなる。
(その1)
朝ご飯を食べていると、僕のメインバンクから電話。何かなあ、と思ったら、先日のノルウェーからの送金の件での電話。実は、先日オスロ大学から、ノルウェー語だけで書かれていて、僕にはまったく読めない(ドイツ語からの連想で色々考えたけど、面倒くさくなって1分で挫折)葉書が届いていたのだが、まあ数字が書いているということで、オスロ大学から出してくれる「旅費補助」の振り込み通知書だろうな、通帳記入すれば判るさ、と放っておいたら、そのことに関しての問い合わせだったのだ。「どこから」の送金で「なんのお金か」を教えろ、というのだ。「え、そんなことまで教えなくちゃいけないの?それってプライヴァシーが・・・」と一応抗議したのだが、そういう決まりだというので、喧嘩してもしょーがねーなとおもい、渋々答えるが、「Universitetet i Oslo」という振り込み人は推測ができるだろうし(それくらいの脳味噌使えよ、銀行員なんだから)、たかが十万円ちょっとの金額に対して何いちゃもん付けてくるんだか。犯罪組織がそんなちゃちい額を動かすかっての。しかも、ドルを円に替える手数料も結構要求されたし、一般のレートよりもちょっとだけ円高のレートでの換金になりますと言われた(その差額がほぼ手数料くらいになるのが、ますます腹立たしい)。うーん、振り込め詐欺対策に最近は新しい口座をなかなか作らせないようになっているという噂は聞いたことがあったけど、外国からの送金で、こんな電話がかかってくるとは・・・。

(その2)
今日は天気が回復したので、自転車で登校しようとして、いつもの堀川通りにさしかかったところ、急に警官が通せんぼをしてきて急ブレーキ。なんだよ、俺はちゃんとヘルメットもかぶっているし、と思ったら「ただいま堀川通りを天皇陛下御一行が通られますので、ちょっとの間止まって待ってください」と来た。僕が「急いでるんですけど」とせわしげに腕時計を見たら、あまり強気になれないらしく「じゃあ、ゆっくり漕いでいってください」と言われて、通された。と思ったら、50メートルも行かないうちに、また別の警官に止められて同じことを言われる。イライラした僕は再び舌打ちしつつ「急いでるんですけど」と言うと、今度は「うーん、じゃあ、今見えているあの(護衛の)白バイを追い越さないようにゆっくり走ってください。そして車道には出ないでください。車道に出ると怖いですから」と言われる。「怖いって、主語は誰だよ」とかしょーもないことで絡もうかとも思ったけど、それこそ時間の無駄なので判りましたと言って立ち去る。その次に僕が信号に引っかかったおかげで、「御一行」と距離ができたのでそれ以降は止められなかったけど、数十メートルおきに制服、私服の警官が山盛り。先日、文部科学省から「今度天皇陛下が京都行くので周知宜しくね」という文書が大学に送られ、その文書が職員メーリングリストで回ってきて「俺たちにどうせいっちゅうねん」と思っていたけど、なるほど、こういう事態があり得ると心得ておけってことなんだね。