美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

日本宗教学会@京大

今日から、個人発表、パネル発表開始で、雨の中京大に急ぐ(が遅刻。近くの奴ほど遅刻する、という不変の法則を証明)。
午前中は3人ほどの発表を拝聴。そのまま後輩のH野君と友に百万遍の交差点にあるタイカレー屋「アオゾラ」でランチ。
その後、午後のパネル「近世から近代へ―日本仏教の再構成―」に参加。「近世仏教堕落史観」は最近では大分批判されて克服されつつあるけど、宗派仏教の重視とか、古代・中世・近世・近代という時代区分自体が「近代仏教(学)」の産物だったりするから、ややこしい。その当たりの事情を江戸時代の宗派同士の論争、明治時代の教育と仏教との関係、江戸時代の「大乗非仏論」、近代のアカデミック仏教学の孕む問題から照射しようとした濃度の濃い発表の連続で、こちらは満足。勉強になった。司会者のH先生の恐ろしさを改めて感じる(まとめる能力、問題点を指摘する手際が恐ろしい、という意味)。
夕方からは懇親会。料理も沢山、人口密度も稠密。
朝から夕方まで発表を聞いたし、明日もあるので、ということでお酒を飲む二次会には参加せず、京都駅方面に向かう友人たちとタクシーを相乗りし、友人のK池君とA川くんと3人で、京都駅裏の僕の行きつけのカフェ「コーダル・オン」でコーヒーだけ飲んで今日は解散。