美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

朝から血圧が上がる

新聞をパラパラめくっていて、二つほど「頭に血が上る」思いがする。
一つ目が、鳩山法相の「鹿児島の選挙違反容疑事件、あれは冤罪ではない」という発言。その後釈明したらしいが、不用意すぎる。あれが冤罪じゃないなら、何が冤罪なのか、っていう事件でしょうが。一旦捕まえた人間を有罪にしなければ気が済まないとでも言いたげな制度が問題視されている最中のこの発言、神経を疑うよね。
もう一つは新聞記事ではなく、週刊誌の広告。週刊新潮が、今回の沖縄の少女暴行事件を取り上げているが、その見出しが、セカンドレイプというしかない代物。産経新聞の某コラムニストも鬼かと思うほど非道かったけど、このあおりを書いた奴の人間性を疑うに足るね。まあ、週刊新潮なんぞは一生買わないと思うけど(自分が関わる事件が報道されたりしたら、反論するために資料として買うかも知れないけどさ)、この雑誌に心ならずも関わらされている良識ある記者の人がいれば、心から同情する(この一節は、友人への私信だけど)。
都知事や某府知事の時も思ったけど、やっぱりそれなりの国民にはそれなりの政治家がいて、それなりの雑誌があるのだなあ、としか言いようがない。哀しいけど。