美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

論文校正

会議が終わった後、しばらく頭をクールダウンさせるべくボーッとしていたが、腹も減ってきたので、一乗寺の「いるか喫茶」に出向き、自分の論文の校正をする。実は、2年前に出した博士論文を本にしないか、という話をある出版社からいただき、現在単行本用に圧縮、リライト作業中なのだ。このところ忙しすぎて全く手が付けられなかったが、一念発起して、今日から再び始めることとしたのだ。いるか喫茶では、いつもの指定席(ピアノの横の隅っこの席)に座り、パスタと生ビール(やっぱり飲んじゃった)、食後にシフォンケーキとコーヒーを頼んでしまう。本来、ゆったりするために訪れる喫茶店で、しゃかりきにいつも仕事してしまうのは哀しいものだ。
校正作業は、実は研究室よりも喫茶店の方がはかどる。研究室だと、意外と誘惑が多く(読みかけの本、ネット、書類作成などのお仕事)、校正作業になかなか没頭できないのだ。確か、マンガ家の山岸凉子先生もネームは喫茶店でないとできないとおっしゃっていたが、判るなあ、その気持ち(山岸先生と自分を比べるなんておこがましいが)。