美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

「乙女」読書(嘘)

実家から、以下のマンガを引き上げてきた。お姉ちゃん、黙って持って行ってしまい、ごめんなさい(私信)。

アリエスの乙女たち(1) (中公文庫―コミック版)

アリエスの乙女たち(1) (中公文庫―コミック版)

実家にあったのは、講談社フレンドコミックのオリジナル。このマンガ、テンションの高さは尋常じゃないですよ(笑)。高校生がこんな恋愛問答しないでくれ、とお願いしたくなるくらいです。でも、面白い。

はいからさんが通る(1) (KC デザート)

はいからさんが通る(1) (KC デザート)

これまた、実家にあったのはオリジナルのもの。再版、文庫版では修正されているやばい言葉も、そのまんまなので貴重(例:「きち○いだらけの冗談社」)。

アラベスク (1) 第1部上 (白泉社文庫)

アラベスク (1) 第1部上 (白泉社文庫)

山岸先生は、アラベスクの第二部以降に自分のスタイルを確立しましたよねえ。

あと、古本屋で購入したこの本は、帰りの電車でサクッと読了。

ヴィクトリア時代が何故か好きな僕が今まで読まなかったのは、一時期『〜の誕生』というタイトルの本がタケノコのように出まくっていて、敬遠していたから(笑)。
この本は、確かに下着の歴史も追っているが、「ヴィクトリア朝モラルの変遷」という内実だったなあ。服が機能的になり、移動手段も格段に向上して、女性も「外出」するようになっていく時代に、ゴリゴリのモラルと開放的な流れがまさに相克していく様が面白かった。それと絡めて、もうすぐ発売の『エマ』も楽しみ(7巻)。