美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

淡々と

昨日、コンパでちょっと飲んだのだが、一旦酒が覚めるとなかなか寝付けず、今日は遅めに起床(今日は講義のない曜日)。
大学に着いて、淡々と貯まっている事務作業をこなす。
1)明日の講義準備(そろそろネタ切れなのだが、あと4週間で夏休みだ。わーい)
2)学会関係のお仕事(ある先生に書評をお願いしたり、学会内通信を作成したりとか)
3)その途中経過報告
4)部屋の片付け(笑)

これはひどいすごい

今日、昨日コンパで飲んだゼミ生のK川さんから「グループ魂」のCDをお借りし、部屋の片付けをしている間のBGMにするが、一曲目「就職しやがれ!」からして大笑い。

Run魂Run

Run魂Run

昔の「オイパンク」を彷彿とさせる勢いで、歌詞が徹底的にナンセンス(本当はナンセンスじゃないんだけど、他の表現が思いつかない)。「竹内力」も最高。こういう風にある人物を出しておちょくるのって、パンクの常套手段なんだけど(昔、野沢直子が「おーわだばく」「マイケル富岡の夜は更けて」って曲を歌っていたのを思い出す)、これは凄い。買っちゃうかも知れない、これ。

上映会のお知らせ

メールで以下のお知らせが届きましたので、転載します。

『シンディ・シーハンーアメリカに響く呼び声―』上映&堤未果さん講演
『報道が教えてくれないアメリカ弱者革命〜なぜあの国にまだ希望があるのか〜』

●日時 7月8日(土)午後6時40分〜9時5分頃(開場午後6時30分)

第一部 ・6時40分〜7時『Cindy Sheehanーアメリカに響く呼び声ー』上映
(マブイ・シネコープ制作、2005年 DVD20分)
              詳細は http://homepage2.nifty.com/cine-mabui/

『私の息子が命をささげた、崇高な目的とは何か』この問いかけで、テキサス州
クロフォードに座り込みを開始したシンディ・シーハンさん。彼女の行動は全米に
瞬く間に反響を広げ、全米ツアーに発展。9月24日ワシントンでの30万人デモを
中心に彼女の肉声でのアピールをはじめて映像で日本に紹介します。
9月24日ワシントン記念塔前広場での訴えを現地撮影。バーバーラ・リー下院議
員、ジョーン・バエズも登場します。

第二部 ・7時〜8時15分 堤未果さんの講演
『報道が教えてくれないアメリカ弱者革命〜なぜあの国にまだ希望があるのか〜』
(若者、元兵士、マイノリティ、母親・・・、弱くて強い人々が、今アメリカを揺る
がしはじめた。)
    ・8時15分〜35分 質疑応答・意見交流 
        (第二部終了後、堤さんは帰京されます。)       
  
第三部 ・8時40分〜9時5分 シンディ・シーハンさんからの最新メッセージ
マブイ・シネコープの木村さんがこの5月に取材されたシンディ・シーハンさん  
の最新のメッセージをビデオとお話で報告していただきます。

●会場 ひとまち交流館京都 第4・第5会議室(3階) 
   (河原町五条下がる東側) 
案内:http://www.hitomachi-kyoto.jp/access.html      
京阪「五条」駅下車 徒歩8分      
地下鉄烏丸線「五条」駅下車 徒歩10分      
 TEL:075-354-8711

●参加費 一般 1000円 学生 500円 
  
●主催 アムネスティ京都グループ ・ ピースムービーメント実行委員会
    堤 未果さんのお話を聞く会

●問い合わせ先 メール ANC49871@nifty.com(山崎)           

●堤 未果(つつみ・みか)さんのプロフィール
著作家・ジャーナリスト・講演通訳 。 東京生まれ。私立和光小学校、
中学を出て、高校卒業後渡米。ニューヨーク州立大学国際関係論学科学士号取得。
ニューヨーク市立大学大学院国際関係論学科修士号取得。
国連、アムネスティインターナショナルニューヨーク支局局員を経て、米国野村證券
に勤務中に9・11に遭遇。現在は帰国してNY-東京間を行き来しながら執筆、講演活
動を行っている。国際政治環境研究所理事。
著書に「空飛ぶチキン〜私のポジティブ留学宣言〜」(創創社出版、1993年)
グラウンド・ゼロがくれた希望」(ポプラ社、2004年)
「報道が教えてくれないアメリカ弱者革命〜なぜあの国にまだ希望があるのか〜」
海鳴社、2006年)
堤未果のページ http://spaces.msn.com/mikatsutsumi/


きくちゆみさんの地球平和ニュースでもシンディ・シーハン
さんのメッセージと堤未果さんの著書について紹介されています。
http://blog.mag2.com/m/log/0000172015/107272151

サブカルコーナーにて

今日は一気に事務的な仕事を片付けたら、体調が急に悪くなり(笑)、予定より早めに帰宅。でも、本屋には寄っちゃうんだよなあ。今日は疲れない本、ということで、サブカルコーナーに行き、以下の本を購入。

美

大分昔、『ダカーポ』で連載していたやつだな。リリー・フランキーが中心メンバー。私事だが、僕にとって見逃せないのは、執筆陣の一人に園田敦史(ゾノネム)さんがいること。園田さんは、僕の大学時代の先輩で(同じ学科だった)、僕がこの人生で出会った中で、最も「心のない人」ベスト3には確実に入るお方(笑)。

今月の『ユリイカ』は西原理恵子特集。これは買うでしょう。大月隆寛との対談で初っぱなから喧嘩を売る西原が素敵。

ちょっと違和感

体調があまり良くないから、深刻な話題は避けたいので、簡単なメモ書き程度で。
バックラッシュ! なぜジェンダーフリーは叩かれたのか?』、まだ実物を手に取っていないから何とも言えないのだけど、以下の記事を読んでちょっと違和感というか、残念な気持ちが。
http://macska.org/article/140
上野千鶴子先生(習ったことがあるので先生を使います)のインタビュー記事への批判なのだが、確かに、この記事を読んでいると上野先生の「脇の甘さ」のようなものもあるようだ。でも、批判するにしても、macskaさん、ちょっと言葉を選べばいいのに、とつい思ってしまう(特に最後のあたりの「男たちに一番認められて出世したのはあんただろ」「上野氏のページを全部破り捨てても(そこまでしなくていいと思うけど)」のような言い方は、ちょっとなと思う)。
(性的)マイノリティを無視してはいけないのは当然だ。その声も出来るだけ聞くように努力することも必要(僕はここでは、マジョリティの側に立っていると自覚しつつ書いています)。しかし、全てのマイノリティに気を配ることは、ほとんど不可能だし、マイノリティの言葉だから正しい、とは限らない。僕は上野先生の発言はそのような文脈で読めるのでは、と思う(なお、「ジェンダーフリー」の代わりに「男女平等」という言葉を使うと、性的マイノリティの問題が見えにくくなる、という指摘は当たっていると思う)。
数年前の僕の教え子で、インカレの某サークル(ゲイや性的マイノリティが集まるサークル)に入っていたのがいたのだが、彼女が一番このサークルで嫌だったことは「男の子が、私たち女を物凄くバカにすること」だったそうだ。ある意味ありがちな男性ゲイのミソジニーなわけだが、こういうのはゲイだろうがビアンだろうが、ストレートだろうが、端的に許されない態度、人間としてダメな態度だろう。僕が上記のエントリを読んで思い出したのは、この教え子の体験だった。僕は上野先生の、macskaさんに「ホモフォビア」と評価されている発言は、ある意味真っ当な要求であるとすら思う。

macskaさんのおっしゃることも判るつもりだ(一部理路が良く理解できないところもあるが、それは僕の知識不足だろう)。でも、上野先生を責めるのに急なあまり、「産湯と一緒に赤子を流す」の観が、どうしてもぬぐえない。
あと、こういうことを言うとヘタレとか逃げ腰と評されると思うけど、僕は「運動」においては、「大同」について、「小異」にはとりあえず目をつぶる、ということも重要だと思う。要するに「内ゲバ」が嫌いなのです、僕は。フェミニズムもそうだし、あと僕がちょっと関わっているのでは、日韓関係や平和運動も、間口を大きくしないと、といつも思う。「あいつはこの辺がダメだから全部ダメ」という考えは、不毛だし、もったいない。ただそれだけなんですけどね。