美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

宗教の平和活動

今日、休日出勤して読んでいたのはこれ。

宗教的平和思想の研究―日本新宗教の教えと実践

宗教的平和思想の研究―日本新宗教の教えと実践

僕にとっては、大学院の先輩になるキサラ先生の大著(とは言え、残念ながら在籍期間はかぶっていないので、初めてご挨拶したのは日本宗教学会か、日韓宗教研究者交流シンポジウム)。
この本、部数が少なくてなかなか手に入らず(古本屋でもプレミアがついている)、結局近所の某大学からお借りした。読んでいたのは、序論と、日本山妙法寺創価学会立正佼成会の平和活動についての章。もちろん既成宗教の側でも結構平和運動とかはやっているわけだが、教祖や会長、教主のカリスマ・指導力で一気に行動できる新宗教の方が機動力があるのは確か。こういう「社会参加する仏教socially engaged Buddhism」の大きな部分は仏教系新宗教に担われているわけ。キサラ先生はカトリックの神父でもあるが、宗教間対話とか、他宗教の社会活動にずっと注目してこられた方。ちょっと前まで南山大学にお勤めだったが、今はその南山の母体であるカトリック神言会のローマの本部にお勤め
続けて、知り合いが多数執筆しているこの本を手に取り、特に大谷栄一先生ご執筆の宗教の平和運動についての総論を読み返す。
社会貢献する宗教

社会貢献する宗教