美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

教養教育について

今日は放課後、学生たちの代表を集めて「教養教育に関する学生意見交換会」なるものに出席。僕も実は教養教育なんちゃら委員の一人なので(学外の人は別に知らなくてもいい情報ですが)、当然出席義務あり。学部ゼミが終わった後、学生諸君からの忌憚ない意見を拝聴。放課後ということで、お茶とベーグルを支給(委員長のT原先生のほぼ自腹、だと思う。申し訳ありません)。
「質問はありますか?」と言ってもシーンとしているくせに、こういう場ではなかなかの事を言うのが多い(何か言ってくれそうなメンツを集めた、ということもあるけど)。彼らの意見は僕としても、ほぼ80%程度は納得できるもの。これはどーしても納得できない、と思ったのは「教養の講義は必ず出欠を取って欲しい、普段出ないで、テストやレポートの一発勝負でも大丈夫というのは納得がいかない」という意見。こういう見解についての僕の意見は以前書きました。あと、語学や新入生導入教育の必修講義で「先生による温度差がある」という意見。もちろん言い分は判るんだけど(他のところなら優の学生が不可、とかになっていれば問題だけど)、それも一つの運命だよなー。もしかして数年後に「初っぱなにあれだけ厳しい先生に当たって、却って鍛えられて良かった」なんていう思い出話になる可能性も皆無じゃないし。あと、一度くらいひどい先生に当たって「大学教員も実はたいしたことない奴なんだ」という見解が持てればなおよしじゃない、等とノホホンと構える僕がいます。