美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

西山瞳さん@Candy

今日はゼミが終わった後、自転車で四条河原町方面に出て(自転車で行くのは実は初めて)、公営の先斗町駐輪場を初めて利用(先斗町といっても実際は木屋町。旧立誠小学校の裏にある)。
そのまま少し歩いて、祇園の奥にあるジャズバー「Candy」に行って、西山瞳さんのライブを見る。今日はクラリネット奏者の鈴木孝紀さん(礼儀正しいイケメン)とのデュオ。そういえば、クラリネットをこんなに近くで聞くのも初めてだな。
月曜日ということもあってか、お客は少なめ。でも、こんな少人数でこんな良い音楽独占させていただいてもったいない、という感じ(一番最初に演奏したSteve Swallowの「Vaguely Asia」という曲、初めて聞いたけど格好良かったなあ)。このCandyで何度か拝見しているので、西山さんは僕のことを憶えていてくださった。これも少人数ならでは(満員でもこの店は30名くらいだもんな)。そこでちゃっかりこのアルバムに図々しくサインをしていただく。

パララックス

パララックス

西山さんのブログは毎日見ているのだが、ブログに書かれていた「ゴスロリ」と仮に名付けられた新曲も聴けて、僕としては満足。曲は数曲除いて、オリジナル、しかもCDに入っていないものばかり(笑)。西山さん曰く「某有名ベーシストは、スタンダードは家で聞いてくださいと言ったそうですが、さすがに私はそこまで言えませんけど、CDに入っているのはうちで聞いてください、ということで、今日は入っていない曲ばかりです」とのこと。
カヴァーとしては、パブロ・カザルスの「鳥の歌」をやってくれたのにはビックリ。僕がこの曲を知っているのは、ちょっとひねくれたルートだけど、御茶ノ水のカザルスホールで録音された井上鑑のライブアルバムから知った(『サルダーナパブロ・カザルスに捧ぐ(1988)』というもの。金子飛鳥さんや鈴木さえ子さんなんかも参加している名盤)。よくよく考えると、カザルス自身の演奏は聴いていないかも。というわけで、また違うアレンジの「鳥の歌」が今日も聞けたのでした。