ガーリー
「ガーリー」というのは茶渋のようにこびり付いているもの、というのは確か辛酸なめ子先生の名言だが、僕も知り合いのおたま先生(仮名)にある本を薦められて、久々に僕の内部に眠っていた「乙女」が発動し(笑)、一乗寺の恵文社に赴いてまとめ買いをしてしまった(まず、この本屋が「ガーリー」さを体現している本屋だよね・・・)。まず、薦められたのはこの本。
- 作者: 千野帽子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2006/10/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: 千野帽子
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2007/03/01
- メディア: 単行本
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- 作者: 吉屋信子,吉川豊子
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2003/02/06
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- 作者: 森茉莉
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1975/05/02
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- 作者: 尾崎翠,中野翠
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2002/10/01
- メディア: 文庫
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- 作者: 尾崎翠,中野翠
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2002/12/01
- メディア: 文庫
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僕は中学から高校に掛けて、澁澤龍彦に凝っていた時期があったが、その時のような気持ちが復活しつつある。まあ、これはこのところ小難しい学術書ばかり読まざるを得ない状況への反撥でもあるだろう。
追記:上記のセレクトは、意図的に「古典的」なものを挙げたつもりだが、千野帽子さんの本をパラパラ読んで、彼が言及している作家で僕が以前集中的に読んだ作家は、倉橋由美子と小川洋子だと思い当たった。倉橋さんの作品は、細かい筋は思い出せないが、その乾いた雰囲気がクールだと思って一時期はまっていたのだ。『妖女のように』という短編集なんか、表題作が「少女の哄笑」というか、そういう雰囲気に充ちていたのを思い出す。
- 作者: 倉橋由美子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1975/07
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- 作者: 小川洋子
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
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