美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

マンガ新刊

年末に、気になるのがドバッと出たのでドバッと買う。

もやしもん(7) (イブニングKC)

もやしもん(7) (イブニングKC)

要するにだ、作者の石川さんは「つり目でゴスロリが似合う女の子(蛍除く)を描きたいだけなんだな」ということがますます判った。欲望に忠実すぐる。
辣韮の皮―萌えろ!杜の宮高校漫画研究部(6) (Gum comics)

辣韮の皮―萌えろ!杜の宮高校漫画研究部(6) (Gum comics)

二年ぶりの単行本だよ。相変わらずオタクの「痛さ」を描くのが巧すぎて悶絶。それをギャグに昇華するとこのマンガ、そのまま「痛さ」を描き切っちゃうときづきあきらになっちゃう。
大奥 第4巻 (ジェッツコミックス)

大奥 第4巻 (ジェッツコミックス)

これの発売がありましたよ、年末には。新キャラが次巻でどう活躍するか。

まじめなのも

多少買いました。ボーナスのせいで最近財布の紐が緩い。

日本人の生命観―神、恋、倫理 (中公新書)

日本人の生命観―神、恋、倫理 (中公新書)

古代から現在まで一気に鳥瞰してやろう、という気宇壮大さがすごい。僕も歴史学っぽい研究に手を染めていると言っても根が宗教学の人間だから、こういう良い意味での大風呂敷(超時間的)なストーリーに惹かれるところがあるんだよね。四国巡礼の本は、見つけてはちょこちょこ買っているんだよね。友人浅川君の大著『巡礼の文化人類学的研究―四国遍路の接待文化』はまだ読んでいないけど(ゴメンね、買った、ということで勘弁してくれ)。
サブリミナル・インパクト―情動と潜在認知の現代 (ちくま新書)

サブリミナル・インパクト―情動と潜在認知の現代 (ちくま新書)

昔、下條先生のゼミに出ようとしたんだけど、思いっきり実験系なのでひるんで止めたことがあったんだよね。その直後、先生はアメリカに。
新宗教の本―霊能の秘儀と巨大教団の系譜 (NEW SIGHT MOOK Books Esoterica 46)

新宗教の本―霊能の秘儀と巨大教団の系譜 (NEW SIGHT MOOK Books Esoterica 46)

このシリーズで、とうとう「新宗教」も出ちゃいましたね。
我らの不快な隣人―統一教会から「救出」されたある女性信者の悲劇

我らの不快な隣人―統一教会から「救出」されたある女性信者の悲劇

ルポライター米本さんの統一教会関連の本。韓国研究者としても、向こうに渡った統一教会の日本人花嫁は気になる。

聞き役に徹することができない

今日は年度最後の某会議。慣れない司会(というか、某小委員会の長になっちゃったので、致し方なし)。進行に関してノープランで臨んだ僕も悪いが(「先生方から色んな意見がアンケートで出ていますが、皆さんはどう思いますか」というようなアバウトさ)、思った以上に百家争鳴、喧々囂々(大袈裟)で疲弊。色んな意見を出し合う場だったので、僕はあまり自分の意見を言わないようにしていたが、つい「司会者なんだから仕切らなくちゃ」とか、中途半端な介入志向が出て、結局ドツボ(会議終了後、複数の先生からねぎらわれたことだけが救い)。
昔、カウンセラーの友人H本さんに「川瀬君は人の話聞くのは好きそうだけど、“それって要するにさあ”、という感じで要約したり、混ぜっ返したりするじゃない。君はカウンセラーに向かない。カウンセラーっていうのはひたすら聞く仕事だから」と言われたことなどが記憶の底から甦ってきた。もう、これからは、あまり人の話を聞かない司会者になろう、仕切りまくってやろうなどと思ったりもするのだが、それって忌み嫌っていた司会者の形だよなあ、とウジウジしてしまうのだった。

こつこつ卒論指導

世間はクリスマスだろうが、平日なので「通常運転」の方も多いと思いますが、僕もその一人。
会議の後、へろへろになりながら、先日メールで書きかけの卒論を送ってきたTさんとK山さんを立て続けに指導(あらかじめ朱を入れておいたので、それを見ながら)。それが終わるともう夕方。
クリスマスだというのに、様々なお誘いを断って卒論に取りかかっていたけなげなN山さんとTさん(上のTさんとは別人)が学科研究室にいたので、二人を連れて大学近くのお好み焼き屋で夕食。お好み焼きや焼きそばや鉄板焼きのブツが出てくると、どうしても「一杯くらい(クリスマスだし)」と言うことで、瓶ビールを3人で二本空けてしまう(ほとんど僕が飲んでしまった気がするが)。なお、コンタクト愛用の二人が言うには「鉄板の熱で、目が乾く」とのこと。なるほど、これは盲点。これからコンタクト愛用の女性をデートに誘う時は、鉄板焼きは避けた方が良いかもよ(試験には出ないが、大事な情報かも)。
その後研究室に戻り、F田さん、K川君、N山さんの書きかけ卒論の一部をプリントアウトし、酔い覚ましのコーヒーを飲みながらまた朱入れ。そして、再び学科研究室に残って作業していたN山さんを呼び出し、指導&雑談。
終電で帰宅。地味〜なクリスマス(毎年そうだが)。