ルームシェアについて
今日は通勤時間と空いた時間で、以下の本をさくっと読了(数時間で読めちゃった。文字もでかいし)。妻が「この本読んだことある?ちょっと話題になったみたい」と言ってきたのと、たまたまだが僕のゼミ生が最近幼なじみと二人でルームシェアし始めた、とも聞いたので試しに買ってみたのだ。
- 作者: 久保田裕之
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2009/11
- メディア: 新書
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僕の学生時代を思い出すと、学科の同級生のM嶋君が友人数名と(確か彼の高校時代の同級生たち)と世田谷の某所に2階建ての一軒家をシェアしており、一階のリビングはいわば「解放空間」となっており、よくそこで宴会したり(卒業式後の宴会もここでエンドレスで行われた)、麻雀したりしたものだ。青春の1ページですね。で、実は僕も、博士課程の時、ある友人から「ちょっと郊外の方で一軒家一緒に借りないか?」という誘いを受けていたのだが、僕がとっとと結婚して裏切った形(笑)になってしまい、結局ルームシェアは経験せずじまい。
でも、この本でも書いてあったが、「風邪引いてもおかゆくらいは誰かが買ってきてくれるだろう」という実利もさることながら、いわゆる「祝祭性」が若い時代のルームシェアにはつきもので(氷室冴子の『雑居時代』を読んでる年代だし、そういうものにあこがれてた)、それで僕も友人の例を見て心のどこかでうらやましく思っていたのだが、そんな祝祭性ではなく、もっとクールな「ガバナンス(p.189)」が本当は大事なんだろうな、と思う。
追記:そういえば、京都の町屋(長屋)再生の動きなんかも、これに連結するかもな、と思った。使わなくなった町屋をリノベーションして、若い「クリエイター」に貸して、新しい「路地」という共同体を創造しつつある実際の動きを取材して描かれた漫画は以下のもの(京都が舞台、ということで買って読んでいる)。
- 作者: 麻生みこと
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/02/05
- メディア: コミック
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- 作者: 麻生みこと
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/09/07
- メディア: コミック
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