美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

休日出勤

今日は天気も良く、お花見日和。そのせいで、地下鉄もバスもえらく混んでいたが、僕はそれを尻目に、外気温よりも寒い静かな研究室に向かう。
今年から初めて受け持つ講義が二つあり、また新カリキュラムと旧カリキュラムの端境期なので、例外的にコマ数も多かったりするのだ(そのうちいくつかは、哀しいかな、開店休業状態になる予定。でも準備は必要)。
で、今一番悩んでいるのが、1、2年生対象の基礎的な講義。高校出たての学生に、余り高いハードルを課すのも躊躇われるけど、ちょっと難しめの課題を出して「これが大学のお勉強です」とたたき込む、ということも必要だし。そのさじ加減が、今まであまり低学年の講義を受け持っていなかった僕としては手探り状態。それに比べて、一番楽なのは、大学院ゼミ。僕も提案はもちろんするが、院生の「これ読みましょう」という提案にホイホイ乗っかることも多いし。
てなわけで、夜までダラダラ「どれ読ませようかな」と本棚をあさったりして、時間が過ぎていく。