美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

温故知新

正月に実家から持って帰ってきた本には、僕が中高時代に読みふけった、吉川英治の『三國志』がある。改めて読むと、文章の闊達さなど、まさに「上手い」としかいいようがない。

三国志 (1) (吉川英治歴史時代文庫 33)

三国志 (1) (吉川英治歴史時代文庫 33)

いわゆる「横山三國志」の元ネタでもあるしね。
あと、氷室冴子先生のこの本も持って帰ってきて、パラパラ読む。
恋する女たち (集英社文庫―コバルトシリーズ)

恋する女たち (集英社文庫―コバルトシリーズ)

斉藤由貴ちゃんが表紙のやつ。改めて読むと、みんなタバコ吸い過ぎ、酒飲みすぎ(笑)。それと同時に、『トリスタンとイゾルデ』(特殊な文学少年・少女じゃないと知らなかったと思うぞ)をふまえた台詞が出てきたりして、その「背伸び振り」が微笑ましかったりする。文章もやっぱり読みやすいなあ。