美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

「貴族」しか描かない人

今日は静養。つい漫画をだらだら読む。
今日は池田理代子先生の『オルフェウスの窓』の第2部(ウィーン編)、3部(ロシア編)を一気読み。

オルフェウスの窓 9 (集英社文庫―コミック版)

オルフェウスの窓 9 (集英社文庫―コミック版)

僕はユスーポフ「三白眼」兄妹(レオニードとヴェーラ)が好きだなあ。他にも魅力的なキャラは多いのだけどね。
池田先生は、やはり「貴族(精神的なもの含む)を描くこと」に長けた、というか、それだけをやってきた人なのだなあと改めて思う。『ベルばら』は言うまでもなく、怪作(と僕は思う)『おにいさまへ…』も、貴族の物語(誇り高い貴族が革命で負ける話)だもんなあ。