美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

著者が解けない(笑)

先ほど、事務に郵便物を取りに行くと、知らない出版社から速達が届いていた。今までご縁がなかったはずだけど、しかも速達って何、と思いながら封を切ると、僕が去年『思想地図』に書いた文章が、某大学の入試に使用され、それをまた参考書に転載するので許可をお願いする、というものだったのでびっくり。こういう体験はもちろん初めて。それに、入試に使われたっていうのも初めて知ったよ(絶対に秘密にするから当たり前なんだけど、教科書会社の情報は早いなー)。

NHKブックス別巻 思想地図 vol.1 特集・日本

NHKブックス別巻 思想地図 vol.1 特集・日本

ここに書いた論文の結末部分が使われていた(そのせいで、ウェーバーデュルケームフーコーといった人名に注が付されることになった。まあ、高校生諸君は知らんわな)。で、ざっとコピーされた問題を拝見したのだが、良くある笑い話の通り、著者自身が解けなかったりする問題なんだな、これが(笑)。特に「文中から適切な語句を選んで」などと書いてあっても戸惑っちゃった。僕の文章で国語を受けた某大学受験生の皆さん、ご愁傷様・・・。