美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

確定申告

今日から確定申告がスタートしたが、僕も昨年は原稿料やら、生まれて初めての印税らやで雑収入が増えたので、確定申告をせざるを得なくなった。国税庁のサイトで書類をあらかじめ作成し、源泉徴収票や支払証書を裏に貼り付けて、自転車通勤の途中、税務署に立ち寄る。今日は初日で混んでいるかなと思ったけど、そうでもなく、蛍光色の黄色やらピンクやら、とにかく目立つパーカーを着せられている税務署職員がすぐ駆け寄ってきて用件を聞いてくれる。
僕は係員に相談することもなく(必要経費が申請できないんだよね。商売柄。全部脳味噌の中から出たもの、という扱いだし)、自己申告のまま、大人しく追加の税金を払うだけなので、あっという間に用件は終了(現金でその場で払った)。大人しくクビを差し出す、というほどの金額ではもちろんないけど、俺って従順だなあ、と思わなくもない。でも、面白いと思ったのは、支払いが済んで、領収書を渡してくれるとき、職員はお辞儀はするのだが、「ありがとうございました」という言葉は言わないってこと。納税は国民の義務だからか?(それとも、僕の当たった職員が変わっていたのか?)お辞儀と共に「ありがとうございました」という言葉がほぼ必ず聞かれる日本において、ちょっと「あれ?」と思った瞬間でした。
で、一言いいたいんだけど、家で全て申請できるというふれこみの「e-tax」だが、愚かすぎる。だって、わざわざ自宅に住基カードを読み取るためのカードリーダーを自費で買わなくちゃならないんだぜ。バカじゃないの、国税庁。昔、パスポートもそんなことしようとしてなかったっけ(で、すぐにぽしゃったわけだが)。僕の好きな松下奈緒ちゃんがキャラクターやっているだけに、ますますこのような愚策は許せん(笑)。あのポスター、税務署の中に何十枚も貼るくらいなら、一枚くらいくれ