美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

両親と昼食

昼前に母から携帯に電話があり、「今、お父さんと二人で相国寺承天閣美術館に来ているので、お昼はどう?」と言ってきたので、自転車で烏丸通を下り合流。相国寺近くの定食屋に入り久々に3人で食事をする(けっこう人気のある店のようで、同志社大の教員と学生と思しき人たちが引きも切らずに入ってくるので、早々に退散)。食事中、真っ正面の僕の頭を見て母が一言。
「あんた、けっこう白髪が出てきたなあ。お父さんとあんたのお姉ちゃんもそういう質やな」
「論文書いたり一仕事するたびに、このあたり(右前方)に増えんねん」
「あんた、こういう仕事に向いてないんちゃうん?」
さすが母も大阪のおばはん、こういうところには遠慮(というか容赦)がない。
両親は午後は宇治周辺を散策して大阪に帰るとのこと。昼休みの終了と同時にお別れ。
帰り道、この3月に卒業したT橋君の元下宿の近くにさしかかる(卒業式の夜、ここで遅くまで飲んで、一緒に銭湯に行ったのだった)。すでに新しい人が入っているらしく、ベランダに洗濯物が干してあった。当たり前なんだが、ちょっとその風景を見て感傷的になりつつ研究室に帰還。