美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

才能あるひと

やみあがりだが、ちょっとだけ無理して原稿を書く。
その後、深夜営業の本屋「アミーゴ書店北山店」により、以下の本を購入。

のだめカンタービレ(20) (KC KISS)

のだめカンタービレ(20) (KC KISS)

今日が発売日。本屋行くまで気付かなかったよ。帰りの電車で一気に読了。僕も及ばずながら「人を教える」立場の人間なので、「才能はあるけど、独りよがりな勉強しかしない奴」の指導に手こずるオクレール先生と千秋に同情。
松井冬子 一 MATSUI FUYUKO I

松井冬子 一 MATSUI FUYUKO I

何故かこの本屋はアート系のものも結構置いていて(府大、ダム女、工繊大の連中にそれほどこの手の本の需要があるとは思えないのだが)、松井さんのこの画集もぽつりと置いていたので購入。僕もご多分に漏れず、まず松井さんの超絶美貌からファンになりました(例えば、この対談を参照)。
ざっと見たところ、予想以上に「日本画」ぽくて面白い。表装も結構考えられていると思った(朝鮮美術史のY田‘将軍様’先生にお聞きしたら、同じ絵でも表装によって全然違う印象を与えることもあるから、物凄く重要だとおっしゃっていた。そういえば表具屋さんに就職したY田ゼミOGのT永さん、元気?)。あと、こう言っては何ですが、適度な「気持ち悪さ」が良かった。
あと気になったのは、タイトルの長さ。「短時間の強力な蘇生術を行うについてとくに必要とされるもの」、「ただちに穏やかになって眠りにおち」、「優しくされているという証拠をなるべく長時間にわたって要求する」とか、こういうのが多いんだよな。松井さんの絵のような「アレゴリー」ぽいものは、やたら素っ気ないタイトルか、長いかのどっちかになるような気がする。