美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

こうのヒロイン

こうの史代先生の新刊が出たので、通勤途中で堪らず購入。電車の中でにやけつつむさぼり読む。周りの人にとってはさぞ気味悪かっただろう。この場を借りてお詫びする。

この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)

この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)

いやあ、この作品も大傑作の予感。主人公のすずさんは、やはりいわゆる「こうのヒロイン(勝手に命名)」。萌える、じゃなくて、何かじわじわ「良いなあ」と思えるんだよな、こうの先生の描く女性は。掌を擦る「そすそすそす」という音すら堪らん。
初っぱなのファンタジーっぽいノリの短編からしてぐいぐい引き込まれるし、その時の話が伏線になってるんだもんな。脱帽。褒める言葉しか見つからない。