美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

言説分析

今日はこの本を家で読み(一昨日から読んでいるんだけど)、「俺は言説分析とか構築主義とか、全然判ってなかったんだなあ」と思い落ち込む。赤川さんの論文を叱咤激励と脳内変換せねば・・・。

構築主義を再構築する

構築主義を再構築する

簡単に言うと、僕はこれまでの研究でやはり「都合のいい(珍しい)言説を強引に引っ張ってくる傾向」と「分析するに足りない平凡すぎる言説も持ってくる(その時代のメジャーな考えっていうのはどうしてもそうなりがちなんだけど)傾向」という両極端なやり方をしていたと、赤川さんの論文を読むと判ったのだ。前者に対しては、自分では禁欲的にしてきたつもりなんだけど、「言説の全体像における布置」という意識が欠けがちだったのは事実。反省。