美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

博士課程の授業料免除

てなことを、東大がぶち挙げているんだそうな。う、羨ましい・・・。
自分の思い出話を綴らせてもらうと、まず博士課程進学直前に父が退職したので、育英会奨学金を博士課程入学後からもらえることとなり(今は幸い教職に就いているので、数年に一度「まだ免除職に就いていますよ」という確認の葉書を送っている。今はこの免除そのものがなくなっているんだよね、確か)、そのまま授業料も免除になった。ところがどっこい大作、博士課程3年生の時に結婚しちゃうと、妻がちゃんと働いていたせいで、しっかり授業料は全額むしり取られることとなりました。結婚して大学院掛に転居届出したときに結婚したこととか、余計なことを正直に書かなきゃ良かったなあ、と今でも反省しきり。
さて、上記の東大の方針は、巨大な東大だからこそ可能というのは言うまでもないので、それはそれとして、僕個人の考えとしては、全大学の博士課程以上は授業料を免除、もしくは少なくとも必修単位数に合わせた金額にすべきだと思う(慶應とかはそうやっていたんじゃなかったっけ?)。もちろん、こういう措置を執るからには、博士課程の人数を絞らねばなるまい。
そして、日本学術振興会の特別研究員は、支給額を少し下げて、人数を増やすべきだと思う。とくにPDの支給額は多すぎる(期限付きで、ボーナスとかがないとは言え)。PDの給与水準を下げ、人数を1.5倍にすべきだと昔から思っていた。例えば僕の友人夫婦で、二人とも学振に当たって(「当たる」という表現が相応しいものなのだ、あれは)、その夫婦の不労所得(あんなの半分以上不労所得だよ)たるや、もう凄いことになったのを見たりしたからね。