美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

闇を含んだほの明るさ

こうの史代先生の新刊が出たので、早速購入。電車の中でむさぼり読む。

街角花だより (アクションコミックス)

街角花だより (アクションコミックス)

こうの先生の作品は、とぼけているようでも深刻だったり、深刻そうでもユーモアがあったりして、まったく油断がならないのだが、宝石でたとえるなら、「玉」のような感触を僕は感じてしまう。光を跳ね返すというより、光を吸収してじんわり光っているというか、闇を含んだほの明るさというか。うまい表現がなかなか見つからないのだが。
この本所収の短編「願いのすべて」のノンちゃんに思わず萌えてしまいそうに・・・。