美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

テーマパーク

今、二年生向けのいわば「基礎ゼミ」のような講義で、以下の本を読んでいる(今日がそのラスト)。

ディズニーランドという聖地 (岩波新書)

ディズニーランドという聖地 (岩波新書)

今日はA君がネットから拾った写真などを交えたやたら綺麗なコメントレジュメを作ってくれて感心。
この本の主題は、乱暴に言うと「なぜディズニーランドというテーマパークは、他のテーマパークよりも人々の心に浸透したのか(特にアメリカと日本において)」ということだったと思う。そこで、ちょっと学生諸君に聞いてみたら、やはり「二度以上行ったことがある」テーマパークは、ディズニーランドと、USJと、太秦映画村(笑)くらいだった。やはり、リピーターにさせる力は、ディズニーランドが圧倒的なわけだが、我々がいかに無意識下に「アメリカ的なるもの(ディズニー的なるもの、とほぼ同義)」を刷り込まれているか、という省察は今回の読書で学生諸君もしたことと思う。それが良いか悪いかは別にして。
コメンテーターのA君が調べてくれたところに依ると、結構日本全国のテーマパークは、経営状態が危ないらしい(全体の77%)。でも、日本人って、なぜかテーマパークが好きだよね・・・。懲りないよなあ。