テーマパーク
今、二年生向けのいわば「基礎ゼミ」のような講義で、以下の本を読んでいる(今日がそのラスト)。
- 作者: 能登路雅子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1990/07/20
- メディア: 新書
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この本の主題は、乱暴に言うと「なぜディズニーランドというテーマパークは、他のテーマパークよりも人々の心に浸透したのか(特にアメリカと日本において)」ということだったと思う。そこで、ちょっと学生諸君に聞いてみたら、やはり「二度以上行ったことがある」テーマパークは、ディズニーランドと、USJと、太秦映画村(笑)くらいだった。やはり、リピーターにさせる力は、ディズニーランドが圧倒的なわけだが、我々がいかに無意識下に「アメリカ的なるもの(ディズニー的なるもの、とほぼ同義)」を刷り込まれているか、という省察は今回の読書で学生諸君もしたことと思う。それが良いか悪いかは別にして。
コメンテーターのA君が調べてくれたところに依ると、結構日本全国のテーマパークは、経営状態が危ないらしい(全体の77%)。でも、日本人って、なぜかテーマパークが好きだよね・・・。懲りないよなあ。