美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

衝動買い

パンク修理の間、近くのCDショップで色々試聴して、ついつい以下の二枚を衝動買い。

Merry Andrew

Merry Andrew

安藤裕子は、FMで偶然聴いて「変な歌だなあ、でも気になる」と覚えていて、今回試聴したら、けっこう色んなヴァリエーションの歌が収録されていたので、試し買い。彼女も、どこまで天然なのか、ちょっと気になるところだが、男って「これは(キャラを)作っているかな」と思っても騙されたいときがあるんだよ(例:ゆうこりん)。これも、アイロニカルな没入ってやつか?(多分違います)
http://www.ando-yuko.com/

大人(アダルト) (初回限定盤)(DVD付)

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僕は椎名林檎の熱心なリスナーではないが、東京事変はそのバンドとしての音が以前から気になっていた。この作品もアグレッシヴで、良し。香り付き、というおまけにはびっくりだが(笑)。

このアルバムを聴きながら、「punk」ということに思いを巡らす。パンクっていうのは、一番大雑把に言って既成概念のひっくり返しだが、これだけだと、その既成概念にいつの間にか依存してしまうことになりかねない。パンク(性)とは、既成概念をひっくりがえしつつ、ある時は既成概念をも小ずるく利用して、そして最後に剰余が残っていることではないか、などと思ったりする。要するに、「これって●●だよね」という還元を許さないものを作品に含んでいると、僕なんかは「それは非常にパンクだ」と思ったりするわけだ。僕が一般に「癒し系」のカテゴリーに括られがちな上野洋子さんの作品を常々「パンク」といっているのは、そういう理由だ。例えば、僕はこの作品なんかすごく「パンク」だと思った。

PUZZLE

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