美徳の不幸 part 2

Pity is akin to love.

「教養」は必要

昨日から、何となく池田理代子先生の『ベルサイユのばら』を読み返しているのだが、これが先生25歳頃の作品と思うと、やはり開いた口がふさがらない。まさに天才。

ベルサイユのばら (1) (集英社文庫)

ベルサイユのばら (1) (集英社文庫)

このころの先生ってば、『ベルサイユのばら』『おにいさまへ・・・』『オルフェウスの窓』と立て続けに描いていて、テンションが尋常じゃない。
で、思ったのは、池田先生の教養の深さ。これだけのドラマを作り出したその底力としての「教養」を感じました。最近この手の大河ドラマが漫画界で見られないのは、実は物凄く単純な理由で、漫画家の「教養」がないからかも、と思いました。「教養」に裏打ちされ、「教養」を読者に与えてくれる、「ビルドゥングスロマン教養小説)」がよみたいなあ。